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2009年2月12日 (木)

鞆の浦の問題が朝日新聞に載る

前からたびたび記事にしている鞆の浦の問題。
前にも、ココログニュースに載ったり、地元民の声を聞け!というコメントがついたり(でも私の疑問点には答えてくれないのはなぜ?)、いろいろと動きがあって目が離せません。
そんな中また朝日新聞に記事が載りました。

<引用ここから>
江戸時代の港や町並みが残り、映画「崖(がけ)の上のポニョ」の舞台ともされる広島県福山市の「鞆(とも)の浦」で県や市が進める埋め立て・架橋計画の認可を国が渋っている。世界遺産登録を目指す10万人署名を前に、金子一義・国土交通相は「国民の同意を」と事実上の見直しを求めているが、地元自治体はそれに応じる気配はない。反対派住民が埋め立て中止を求めた訴訟も12日に結審し、司法判断もいよいよ秒読み段階だ。ポニョの里の将来やいかに――。
 「住民同意ではない。国民の同意を取りつけてくれ、ということ。その過程で当然、(計画の)見直しもあるんだろう」。1月30日、閣議後の記者会見で金子国交相がそう発言すると、広島に波紋が広がった。
 県と福山市は周辺の交通渋滞解消を理由に07年5月、鞆の浦の一部を埋め立てるための免許を藤田雄山知事に求め、知事は昨年6月に免許の認可を国に申請した。だが、通常は2カ月程度で済む認可手続きが半年以上も棚上げされ、しびれを切らした羽田皓(あきら)市長が1月28日に金子国交相に面会し、速やかな認可を求めたばかりだった。
 発言から3日後。定例会見で羽田市長は「何をもって国民同意となるのか定義がよく分からない。これは地元の問題だ」と憤った。
 金子国交相は翌日、再び「思いが理解されなかったのは残念。それではなかなか物事が前に進まなくなる。(地元の)住民以外が何を考えているかを市長も頭の中に入れてほしい」と応じた。
(中略)
 県と福山市は、国からさらなる宿題も突きつけられている。その一つが「埋め立て・架橋で失う利益よりも、得る利益が著しく大きいという客観的説明が必要」という異例の注文だ。
 県の大野宏之・土木局長は「現在の計画がベスト。一人でも多くの理解を得られるよう市と協力して努力していく」と語るが、いまだに国の難題には答えられていない。
 国交省内部には「国交相の真意は、地元が架橋の必要性をもっと広く世間に訴える必要があるということ」と、深読みする声もある。
 羽田市長は今月4日に県庁を訪問して藤田知事と会談し、今後の対応や、世論への情報発信の方法について意見を交わしたが、国交相の翻意につながる妙案は浮かんでいない。
<引用ここまで>

私も、昨年鞆を訪れた際に反対署名をしてきたので、この中に出てくる10万人の一人として様子をずっと見てきました。
実は今まで気になっていたのは、いきなり「個人的には反対」と言い出した金子一義国土交通大臣の存在。
国土交通大臣がここまで踏み込んで発言するのは、本来であれば地方整備局長の権限で出せる埋立認可に対して大臣が口先介入をしているだけではないか?と思ったこともあります。
いきなり踏み込んだ発言をしていることもあり、いったいどんな議員さんなのかすごく気になるところ。
新聞のニュース等では岐阜4区選出としか出ていないので、インターネットで大臣の名前を入れて検索してみました。
金子国土交通大臣のホームページを見ると、大臣は父親の地盤を引き継いだ2代目で、事務所が永田町・高山・可児・郡上八幡にあるようです。
さらに岐阜4区ってどんなところが選挙区なのか調べて見ると、『高山市・美濃加茂市・可児市・飛騨市・郡上市・下呂市・加茂郡・可児郡・大野郡』となっています。
大野郡と言うと、世界文化遺産の荻町合掌集落のある白川村のことだし、高山にしても高山市三町伝統的建造物群という重伝建地区があるし、飛騨市にしても飛騨古川の白壁の土蔵の町並みで有名だし、郡上市の郡上八幡も美しい町並みで知られる場所。
こういう人だったら、恐らく支持者の中には景観保全に関わる人たちもそれなりにいて、ここで「個人的には反対」と大胆に踏み込んだことを言えるのかななんて思えます。
こういう人を相手に、果たして広島県知事と福山市長が架橋の有用性を見出せるのかがこれから気になるところです。
個人的には、金子一義氏が国土交通大臣として在任している期間中には動きはないと見ています。
事が大きく動くのは、広島県知事選挙(今年が選挙のはず)のあとか、衆議院議員の選挙のあとに誰が国土交通大臣になるかで、かなり違う動きになると見ています。
それまでは静観かな…。
今更、福山市長や広島県知事が架橋をやめます!とは言うわけがないだろうし…。

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コメント

こんばんは。私見の表示でしかも長くなりますがスイマセン。

>「埋め立て・架橋で失う利益よりも、得る利益が著しく大きいという客観的説明が必要」という異例の注文
>国土交通大臣がここまで踏み込んで発言するのは、本来であれば地方整備局長の権限で出せる埋立認可に対して大臣が口先介入をしているだけではないか?

これを見てピンと来ました。「土地収用法」です。
賛否両論あって公共事業が進まない時に事業進捗するために「土地収用」が行われることがありますが、「土地収用」をを行うか否かは「事業のように供される事によって得られる利益と失われる利益を比較衡量し、前者が後者に優越すること」で判断されます(この判断(「事業認定」と呼ぶ)は県事業の場合「認定庁」と呼ばれる国土交通省本省が行う)。
本件は土地収用法の適用案件か否かは分かりませんが、金子大臣はこの土地収用法の考え方を踏まえて発言しているのかもしれません。

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» 文化遺産の保護か土建工事の確保か [スカイ・ラウンジ「有視界飛行」]
橋や道路を作っても土建業の雇用という点では一時的なものに過ぎないはずだ。さらにその橋が観光客を呼べるほどのものであれば別だが、テレビで見る限りは名勝鞆の浦(とものうら)の景観を破壊するだけにしか見えないし、そもそも橋などマッチする風景ではない。ほんの2~3年の雇用のために、名勝を破壊しては子孫末裔に至るまで後悔すると思うのだが・・・。... [続きを読む]

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