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2009年7月 1日 (水)

週刊東洋経済 『鉄道進化論』

今週の週刊東洋経済は、『鉄道進化論』と銘打った鉄道の特集です。
昨年もこのぐらいの時期に鉄道の特集を組んでいたので、きっと前回成績が良かったからまたやろう!という決断になったのかもしれません。
ひょっとすると、毎年1度は必ずやるというパターンになるかもしれません。
最初は世界に輸出される日本の鉄道車両の特集に始まり、鉄道で変わる日本の未来と言う形で新幹線やフリーゲージトレインの特集が組まれています。
中でも衝撃的だったのは、北海道の帯広で民主党の岡田幹事長が演説で「北海道は新幹線より飛行機」とぶち上げてしまったことです。
これだと、政権が変わったら北海道新幹線はなくなってしまうと地元の経済界から声が上がっているようです。
確かに北海道に行くのには飛行機かもしれないけれど、新幹線が開業して東京~札幌が5時間以内で結ばれたら飛行機と互角かそれ以上の勝負をするのではないかと個人的には思っているけれど…。
「北海道は新幹線より飛行機」と言っているのが果たして民主党の総意なのか幹事長の個人的な意見なのかが気になるところ…。
これで副代表が「北海道にも新幹線が必要です!」なんて言ったらまた騒ぎになりそうな予感がしますし、なんか本当に言いそうでちょっと怖いのだけど…。
個人的気になっているのは整備新幹線よりもフリーゲージトレインのほうで、いろいろと実験はしているようだけど、未だに鉄道車両ではなく保線用の機械と同じ扱いを受けていたりと、実用化までかなりのハードルがあるようにも思えたり…。
整備新幹線とかリニアモーターカーとか華々しいものだけではなく、きちんと地方私鉄についても触れていて、山形鉄道やいすみ鉄道、和歌山電鐵、紀州鉄道などに触れています。
和歌山電鐵については、岡山電気軌道が選ばれたこと、そして岡山電気軌道が名鉄岐阜市内線・北海道ちほく高原鉄道の存続支援に手を挙げたことなんていうのが触れられています。
岡山電気軌道はこれ以外にも鹿島鉄道の支援に動こうとしたりしてたはずだけど、ここに記載がないのは紙面の都合なんでしょうね。
和歌山電鐵(旧南海貴志川線)・名鉄岐阜市内線・北海道ちほく高原鉄道・鹿島鉄道というと、あの『トラベルプランニングオフィス』も支援しようと動いていたところですが、結果はいうまでもなく…。
トラベルプランニングオフィスの代表からしたら、『両備』とか『岡山電気軌道』とか、ツアーのネタに使われた『沿岸バス』なんて言葉は聞きたくない言葉なのかもしれません。
紀州鉄道については、不動産会社との関わりなんてのがサラリと書いてあるけれど、いろいろと資料を見るとなかなか面白いことが分かっているので、それは別の機会にまとめようかと思う。
列車はデザインの時代ということで、ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏のインタビューが出ていたりと読み応えのある内容になっています。
でも、やっぱりマニア目線でみるとちょっとおかしいなと思える部分もいくつか見つけてしまっています。
記事の中で富山ライトレールが環状線化で新旧市街をつなぐ計画なんて書かれているけれど、富山市内で環状線になるのは富山地方鉄道の富山市内線ではなかったかと…。
富山ライトレールは、JR富山駅が高架になった時点で富山地方鉄道の富山市内線と直通運転するはずではなかったかと…。
鉄道のトリビアとして、岩槻は鉄道が通ることに対して反対運動があったから東北本線は大宮経由になったとあるけれど、そもそも鉄道に対する反対運動自体が本当にあったのか疑問という話もあり(詳しくは青木栄一著『鉄道忌避伝説の謎』でも読んでください)、この手の話は鉄道が来なかった結果のあと付けであったりすることもあるわけで…。

多少気になる部分はあるにせよ、鉄道系のライターとはまったく違った目線で見ることが出来て、なかなかいい特集だとは思っています。
個人的には中吊り大賞でも取って欲しいけれど…。

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